近況

8月9日、都城市は台風雨風の真っ只中でした。この時期の恒例で、子供の頃は学校が休みになりわくわくするような気持ちでいましたが、

今は来客の予定を延期したり停電でパソコンが使えなかったり、仕事への影響を考えて心配なことの方が多いです。

先月からコロナ禍明け(また増えていますが)で久しぶりの夏祭りが立て続けにあり、賑やかな様子でした。

地元公民館で行われた六月灯と呼ばれるお祭りに行きました。六月灯とは、ウィキペディアによれば「旧暦の6月(現在の7月)を中心に鹿児島県の神社・寺院で行われる」もので「旧薩摩藩領である宮崎県都城市でも行われる」行事とあります。

小さな頃から何となく周りの大人達が“ろっがっど”、“あっど”等と話していたのを聞いてそのまま“ろっがっどのお祭り”と覚えていました。

写真にあるような舞台の上で、祖母が踊るのを観るために夜ここに来た記憶があります。

自宅近くの公民館ですが、夜、賑やかな音の方へ向けて歩くその道が当時はとても長い距離に感じました。

映像もぼんやりして、中央が赤い明かりでその周りを人が囲んでいる、そのような光景でした。

この歳になれば沢山のものを見聞きし体験もしているのですが、繰り返し想い出すのはいつも限られています。この“ろっがっどのお祭り”もその一つです。

「落ち穂拾い」で有名なフランス、バルビゾン派の画家ミレーの言葉で、絵を描くコツについてたしか、よく観察した後でそれを全部忘れて記憶で描くことだというものがありました。

想い出すようにして描くことで、ただ見て写されたものと違う生き生きとした観方(世界“観”や人生“観”と言われるような)、ヴィジョンを表現することが出来る、という意味です。

日々瞬く間に過ぎてゆきます、沢山のことを忘れながらゆっくり残っていく想い出はかけがえないものですね。

近所に住む親戚がとても料理上手で、よくお裾分けをもらいます。

先日は松茸ごはんをいただきました。毎年この時期に頂くもので、松茸の香りもご飯の塩梅もよくて相変わらずもの凄く美味しかったです。

久しぶりにデッサン会に参加しました。これはクロッキーといって数分の短い時間に対象を描くものです。

1日集中して描いてすっかり疲れましたが、もやもやしていた心の澱が晴れたようで気持ちがスッキリしました。

これから秋の盛り、年末に向けて仕事やそれ以外のこともバランスをとって頑張りたいと思います。

 

 

 

 

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