移動、本
今週は日帰りで滋賀県に行きました。
空港を降りてＪＲ伊丹駅から草津に向かう間、資料に目を通していましたが、京都に近づくアナウンスがされるともう懐かしい気持ちで窓から景色を追うように観ていました。
草津での用事が思いの外順調に済んだので、帰りは京都駅で空港行きのバスに乗り換えることにしました。
少しの時間、駅ビルを散策し大学からの１０年間を思い出していました。
最後は色々うまくいかず去ったので、その分感傷に浸りながらぼんやり駅ビルの最上階から京都一円を眺めました。
移動に以前から読みたかった本を携行しました。薬物乱用防止セミナーというライオンズクラブの活動の一環で参考になりそうな資料を調べた際に知りました。
ヒトラーのお抱え医師や、軍の関係者の記録からナチスドイツ、そしてヒトラーの薬物使用の実態に迫ったノンフィクションです。
大学の講義で教授が、ヤルタ会談での首脳三人(ルーズベルト、スターリン、チャーチル)の画像を示しながらヒトラーはこの三人と比べて喫煙も飲酒もしなかったと話したのが記憶にあり、健全さを志向する”健康なヒトラー”というイメージを漠然と持っていたのがこの本では国民、軍、ヒトラーの薬漬けの実態が詳細に描かれており大変興味深く読みました。
日帰りは疲れましたが、懐かしい場所を訪れることができ本も読めたし有意義な時間を過ごせました。そういえば先々週は北海道にも一泊２日で行きました。そんな移動は私の仕事にはそうそうないのですが、重なるものですね。
関西だしのうどんを想い出しながら、たまった仕事をまた進めていきます。
