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地域のこと

今回は、私が暮らし働いている地域のことについて。

事務所が面している、県道31号線に沿って北側に進むと都城市は庄内町に入ります。

進路左手に高千穂峰を望みながら真っ直ぐ進み、31号線左折のところをそのまま直進すると、突き当たりにあるのが庄内小学校です。

横断幕に創立150年とあります。近代の学制の開始が1872年ということなので、それよりもう少し早くに学習の場がここにおかれたようです。

小学校のすぐ傍に城山公園があり、遊歩道を歩いて登るととてもよい景色で、長年住んでいた京都からここ都城に移ってきた頃はほとんど毎日この公園を歩いていました。

遊歩道には分かれ道があり、頂上に登らずに城山を少し奥に入ると小さな神社があります。

鹿児島市にある西郷隆盛を慕う人々の墓参に由来する南州神社。その分社にあたります。

都城市はもともと都城島津家が治め、薩摩藩に属していました。西南戦争の際には西郷軍に従軍する者も多く、敵味方に分かれまた激戦地にもなりました。

地元の方からお聴きしたのですが、その戦争に向かう際に死を覚悟して皆遺言を残していったそうです。

それが慣習となったのでしょうか、都城の公証役場は全国でも有数の遺言公正証書の案件数であったといいます。

遠くの歴史が現在の私たちの暮らしにまでつながると、日常よくみて過ごす地域の風景もまた味わい深いですね。

 

 

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